
「龍が如く」シリーズといえば、極道の世界を舞台に繰り広げられる熱血ドラマと、スタイリッシュなアクションバトルが魅力の作品群でした。しかし、2020年に発売された「龍が如く7 光と闇の行進」は、シリーズの伝統を大きく打ち破る大胆な転換を行いました。なんと、本作は従来のアクションゲームから、ターン制RPGへとジャンルを大胆に転換させたのです!
この衝撃的な変化を受け、多くのファンが戸惑ったことでしょう。「龍が如く」らしさはどこへ行ってしまったのか?と疑問を抱いた方もいるかもしれません。しかし、実際にプレイしてみると、その不安はすぐに吹き飛びます。
「Yakuza: Like a Dragon」は、シリーズの根底にある人間ドラマ、個性豊かなキャラクター、そして痛快なストーリーテリングを、RPGという新たな枠組みで表現することに成功しています。
物語:桐生一馬から ICHIBAN KASUGAへ!
本作の主人公は、前作までの主人公である桐生一馬ではなく、新たな主人公「春日一番」が登場します。春日一番は、東城会という極道組織に所属する若きヤクザです。ある日、春日一番は組織のために罪を背負い、18年間服役することになります。
長い刑期を終え、出所した春日一番。しかし、彼が帰還した街では、かつての盟友たちが裏切り、東城会は崩壊していました。そして、さらに追い打ちをかけるように、春日一番は「殺人の濡れ衣」を着せられ、追われる身となってしまいます。
無実の罪を晴らすため、そして真の敵に立ち向かうため、春日一番は街中を駆け巡り、様々な人物と出会い、戦いを繰り広げていきます。
RPG要素:ターン制バトルで新たな爽快感を!
「Yakuza: Like a Dragon」は、従来のシリーズとは異なり、戦闘システムがターン制RPGを採用しています。キャラクターたちは、武器やスキルを駆使して敵と戦います。
戦闘では、キャラクターの職業(ジョブ)を自由にカスタマイズすることが可能で、攻撃型、防御型、魔法使い型など、様々なプレイスタイルを楽しむことができます。
また、本作では「アビリティ」と呼ばれるスキルも登場します。アビリティは、戦闘中にキャラクターに様々な効果を与えます。例えば、攻撃力を上昇させたり、敵の攻撃を軽減したりすることができます。
さらに、戦闘中に行動を選択する際には、「ヒートアクション」と呼ばれる強力な攻撃が使用できます。ヒートアクションは、敵に大ダメージを与えることができるため、戦いの流れを変える強力な武器となります。
街歩き:横浜の街を満喫!
「Yakuza: Like a Dragon」の舞台は、横浜という実在する都市です。ゲーム内では、横浜の様々な場所を自由に探索することができます。
横浜中華街、山下公園、赤レンガ倉庫など、有名な観光スポットもゲーム内に登場します。また、本作では、サブストーリーやミニゲームなども豊富に用意されており、街歩きを楽しむことができます。
例えば、横浜中華街で食べ歩きを楽しんだり、カラオケで歌を歌ったり、風俗店で女の子と交流したりといったアクティビティが楽しめます。
魅力的なキャラクターたち:個性豊かな面々が織りなす物語!
春日一番をはじめ、本作には個性的なキャラクターがたくさん登場します。
キャラクター名 | 職業 | 特徴 |
---|---|---|
春日一番 | 元ヤクザ | 熱血漢で正義感が強い |
南波六助 | 元警察官 | 寡黙だが頼れる人物 |
大山剛一 | プロレスラー | 豪快な性格で仲間思い |
周防勇太 | 学生 | 優しくて明るい |
これらのキャラクターたちは、春日一番の冒険に深く関わっていく存在であり、物語をより豊かに彩ります。
**「Yakuza: Like a Dragon」は、「龍が如く」シリーズの新たな一面を見せる、意欲的な作品です。従来のアクションゲームからRPGへとジャンルを転換したことで、より多くのプレイヤーに楽しんでもらえる可能性が広がっています。
もしあなたが「龍が如く」シリーズに興味がある、あるいはRPG好きであれば、ぜひ一度「Yakuza: Like a Dragon」をプレイしてみてください。きっと予想外の面白さに驚かされるでしょう!**